現代でいう生命力ってなんだ
僕たちホモサピエンスのDNAに刻まれている"本能"すなわち生命力はほぼ全て原始人時代のものと言っても過言ではないと思います。
例えば、目の前に糖質(炭水化物)があれば我慢するのは一苦労。糖質を摂取する事で血糖値が一気に上昇し、一時的に快感も得られる。これは大昔は滅多に糖質を摂取できなかったことが原因です。なので、目の前に糖質があったら食べれるだけ食べておけ!という本能が刻み込まれているのです。生きるためです。
1日生きているだけで僕たちは何百、何千もの選択を繰り返しています。そしてリスクの低い選択肢を無意識のうちに何度も選んでいます。これも生きるための本能です。
人間の集中力が長続きしないのも本能です。些細な変化や物音に瞬時に反応できるようにしているからです。これも原始人時代を生き抜くためです。
といった感じで僕たちの本能は現代ではあまり役に立ちません。日本の場合、餓死することはないし、いつ誰に襲われるか分からない状況に身を置いてるわけでもない。
命を脅かすイベントは現代のホモサピエンスにはほぼ訪れません。じゃあ現代で必要な生命力とは何なのか?
世の中に溢れている無数の"情報"が正しいのかどうか、自分で判断できる『知見』が身に付いている。
これが現代の生命力の一つではないかと思います。
もちろんこれだけではないですが、その中の一つがこれだと僕は思います。
普段から意識して仮説と検証を繰り返しデータを集めている、学ぶ時間を設けている、自分の知らない領域に触れている、このような人たちがこれからは"強い人"と呼ばれるようになるでしょう。
マンモス🦣を倒せるとか少ない食料でも気合いで生き延びれるとかそんな生命力は現代には必要ない。
しっかりと自分の知見を高めて負ける確率を下げられる人間になりたいと思います。
現場からは以上です。
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